WebODMはデフォルトでもなかなか良い働きをしますが、細かく動作を調整することも可能です。目的に応じた10種のプリセットパラメータと65個の個別パラメータの関係を早見表にしました。表を眺めると個別パラメータの働きが良くわかります。
WebODMはフリーでオープンソースのドローン画像処理ソフトです。
プリセットパラメータ早見表
1行目がプリセットパラメータ、一列目がパラメータ名(目的)です。デフォルトと異なるパラメータ値は赤文字にしてあります。パラメータ名をクリックすると各パラメータ解説にジャンプします。
デフォルト | High Resolution (高解像度) | Fast Orthophoto (オルソだけ) | DSM+DTM (地表+地物) | Forest (森林) | Point of Interest (立体目標物) | buildings (ビル群) | 3D Model (3Dモデル) | Volume Analysis (体積解析) | Multispectral (多バンドデータ) | |
auto-boundary | 有効 | 有効 | 有効 | 有効 | 有効 | 有効 | 有効 | 有効 | 有効 | 有効 |
boundary | ||||||||||
camera-lens | auto | auto | auto | auto | auto | auto | auto | auto | auto | auto |
cameras | ||||||||||
crop | 3 | 3 | 3 | 3 | 3 | 3 | 3 | 3 | 3 | 3 |
debug | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 |
dem-decimation | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 |
dem-euclidean-map | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 |
dem-gapfill-steps | 3 | 3 | 3 | 3 | 3 | 3 | 3 | 3 | 3 | 3 |
dem-resolution | 5 | 2.0 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 2.0 | 5 |
depthmap-resolution | 640 | 640 | 640 | 640 | 640 | 640 | 640 | 640 | 640 | 640 |
dsm | 有効 | 有効 | 無効 | 有効 | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 | 有効 | 無効 |
dtm | 無効 | 無効 | 無効 | 有効 | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 |
end-with | odm_postprocess | odm_postprocess | odm_postprocess | odm_postprocess | odm_postprocess | odm_postprocess | odm_postprocess | odm_postprocess | odm_postprocess | odm_postprocess |
fast-orthophoto | 無効 | 無効 | 有効 | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 |
feature-quality | high | high | high | high | ultra | high | high | high | high | high |
feature-type | sift | sift | sift | sift | sift | sift | sift | sift | sift | sift |
force-gps | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 |
gps-accuracy | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 |
ignore-gsd | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 |
matcher-neighbors | 8 | 8 | 8 | 8 | 8 | 8 | 8 | 8 | 8 | 8 |
matcher-type | flann | flann | flann | flann | flann | flann | flann | flann | flann | flann |
max-concurrency | 4 | 4 | 4 | 4 | 4 | 4 | 4 | 4 | 4 | 4 |
merge | all | all | all | all | all | all | all | all | all | all |
mesh-octree-depth | 11 | 11 | 11 | 11 | 11 | 11 | 11 | 12 | 11 | 11 |
mesh-size | 200000 | 200000 | 200000 | 200000 | 200000 | 300000 | 300000 | 300000 | 200000 | 200000 |
min-num-features | 10000 | 10000 | 10000 | 10000 | 18000 | 10000 | 10000 | 10000 | 10000 | 10000 |
optimize-disk-space | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 |
orthophoto-cutline | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 |
orthophoto-resolution | 5 | 2.0 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 |
pc-classify | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 |
pc-filter | 2.5 | 2.5 | 2.5 | 2.5 | 2.5 | 2.5 | 2.5 | 2.5 | 2.5 | 2.5 |
pc-geometric | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 | 有効 | 有効 | 有効 | 有効 | 無効 |
pc-quality | medium | high | medium | medium | medium | medium | high | high | high | medium |
pc-rectify | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 |
pc-sample | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
pc-tile | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 |
primary-band | auto | auto | auto | auto | auto | auto | auto | auto | auto | auto |
radiometric-calibration | none | none | none | none | none | none | none | none | none | camera |
rerun-from | ||||||||||
resize-to | 2048 | 2048 | 2048 | 2048 | 2048 | 2048 | 2048 | 2048 | 2048 | 2048 |
sfm-algorithm | incremental | incremental | incremental | incremental | incremental | incremental | incremental | incremental | incremental | incremental |
skip-3dmodel | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 |
skip-band-alignment | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 |
skip-orthophoto | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 |
skip-report | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 |
sm-cluster | None | None | None | None | None | None | None | None | None | None |
smrf-scalar | 1.25 | 1.25 | 1.25 | 1.25 | 1.25 | 1.25 | 1.25 | 1.25 | 1.25 | 1.25 |
smrf-slope | 0.15 | 0.15 | 0.15 | 0.15 | 0.15 | 0.15 | 0.15 | 0.15 | 0.15 | 0.15 |
smrf-threshold | 0.5 | 0.5 | 0.5 | 0.5 | 0.5 | 0.5 | 0.5 | 0.5 | 0.5 | 0.5 |
smrf-window | 18 | 18 | 18 | 18 | 18 | 18 | 18 | 18 | 18 | 18 |
split | 999999 | 999999 | 999999 | 999999 | 999999 | 999999 | 999999 | 999999 | 999999 | 999999 |
split-overlap | 150 | 150 | 150 | 150 | 150 | 150 | 150 | 150 | 150 | 150 |
texturing-data-term | gmi | gmi | gmi | gmi | gmi | gmi | gmi | gmi | gmi | gmi |
texturing-keep-unseen-faces | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 |
texturing-outlier-removal-type | gauss_clamping | gauss_clamping | gauss_clamping | gauss_clamping | gauss_clamping | gauss_clamping | gauss_clamping | gauss_clamping | gauss_clamping | gauss_clamping |
texturing-skip-global-seam-leveling | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 | 有効 |
texturing-skip-local-seam-leveling | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 |
texturing-tone-mapping | none | none | none | none | none | none | none | none | none | none |
tiles | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 |
use-3dmesh | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 | 有効 | 有効 | 無効 | 有効 | 有効 | 無効 |
use-exif | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 |
use-fixed-camera-params | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 |
use-hybrid-bundle-adjustment | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 |
verbose | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 | 無効 |
各パラメータ解説
解説文はWebODMのパラメータ設定画面でインフォメーションアイコンにマウスを置いたときに表示される説明を元にし、必要に応じて加筆修正しています。
auto-boundary
カメラの撮影位置を使って自動的に境界線を設定し、再構築の範囲を限定します。これにより遠く離れた背景のアーティファクト(空、背景の風景など)を取り除くことができます。–boundaryも参照してください。
早見表Topへ(ジャンプ元に戻るにはブラウザの「戻る」で)
boundary
再構築の範囲を制限するGeoJASONポリゴン。GeoJSONファイルへのパス、またはGeoJSONファイルの内容を表すJSON文字列として指定できます。
早見表Topへ(ジャンプ元に戻るにはブラウザの「戻る」で)
camera-lens
カメラの投影タイプを設定します。手動で値を設定することで、幾何学的な歪みを改善することができます。デフォルトではアプリケーションは画像のメタデータからレンズタイプを判断しようとします。以下のいずれかから指定できます。:auto, perspective, brown, fisheye, spherical, equirectangular, dual。
早見表Topへ(ジャンプ元に戻るにはブラウザの「戻る」で)
cameras
カメラのパラメータを計算する代わりに、別のデータセットから計算されたものを使用します。camera.jsonファイルへのパス、または、camera.jsonファイルの内容を表すJSON文字列として指定できます。
早見表Topへ(ジャンプ元に戻るにはブラウザの「戻る」で)
crop
データセットの境界の周りにNメートル単位で縮小させた滑らかなバッファを作成することで、出力画像を自動的にトリミングします。トリミングを無効にするには0にしてください。正のfloat値。
早見表Topへ(ジャンプ元に戻るにはブラウザの「戻る」で)
debug
デバッグメッセージを表示
早見表Topへ(ジャンプ元に戻るにはブラウザの「戻る」で)
dem-decimation
DEMを生成する前にポイントを間引きます。1は間引き無し(高品質)です。100はポイントの99%を間引きます。非常に大きなデータセットでのDEM結果の生成を高速化するのに便利です。正の整数で与えます。
早見表Topへ(ジャンプ元に戻るにはブラウザの「戻る」で)
dem-euclidean-map
各DEMのユークリッドラスターマップを計算します。このマップでは、各セルから最も近いNODATAの値までの距離が報告されます(穴埋めが行われる前の状態)。これは、穴埋めが行われたエリアを分類するのに便利です。
早見表Topへ(ジャンプ元に戻るにはブラウザの「戻る」で)
dem-gapfill-steps
ギャップのなるエリアを埋めるために使用されるステップ数。0に設定するとギャップフィリングは行われません。出力解像度に等しい半径から始まり、逆距離過重(IDW)アルゴリズムを使用して、徐々に大きな半径を持つN個の異なるDEMが生成され、マージされます。残ったギャップは、最近傍補間を使ってマージされます。正の整数で与えます。
早見表Topへ(ジャンプ元に戻るにはブラウザの「戻る」で)
dem-resolution
DSM/DTMの解像度 cm/pixcel。この値は推定の地上サンプル距離(GSD)が上限となっています。上限を外すには、–ignore-gsdもチェックしてください。実数で与えます。
早見表Topへ(ジャンプ元に戻るにはブラウザの「戻る」で)
depthmap-resolution
深度マップイメージの解像度を設定することで、点群の密度を制御します。大きな値にすると時間はかかりますが、より高密度の点群を生成します。–pc-qualityで設定された値を上書きします。正の実数値です。
早見表Topへ(ジャンプ元に戻るにはブラウザの「戻る」で)
dsm
このタグを使用し、プログレッシブ・モフォロジカル・フィルターを用いたDSM(数値表層モデル、地面+物体)を構築。–demから始まるパラメータ群でより細かい調整が可能です。
早見表Topへ(ジャンプ元に戻るにはブラウザの「戻る」で)
dtm
このタグを使用して、単純モフォロジカルフィルタを使ったDTM(数値地形モデル、地上のみ)を構築。–demと–smrfから始まるパラメータ群でより細かい調整が可能です。
早見表Topへ(ジャンプ元に戻るにはブラウザの「戻る」で)
end-with
指定したステージで処理を終了。次から選択:dataset, split, merge, opensfm, openmvs, odm_filterpoints, odm_meshing, mvs_texturing, odm_georeferencing, odm_dem, odm_orthophoto, odm_report, odm_postprocess.
早見表Topへ(ジャンプ元に戻るにはブラウザの「戻る」で)
fast-orthophoto
密な再構築と3Dモデルの生成を省略します。疎な再構築から直接オルソフォトを生成します。オルソフォトが必要なだけで、完全な3Dモデルが必要ない場合は、このオプションをオンにします。
早見表Topへ(ジャンプ元に戻るにはブラウザの「戻る」で)
feature-quality
特徴を抽出する際の品質を設定します。品質を高くするほど良い特徴が得られますが、より多くのメモリを必要とし、時間がかかります。以下のいずれかが選べます:ultra, high, medium, low, lowest。
早見表Topへ(ジャンプ元に戻るにはブラウザの「戻る」で)
feature-type
キーポイントを抽出し、記述子を計算するためのアルゴリズムを選択します。以下から選択します:akaze, hahog, orb, sift。
早見表Topへ(ジャンプ元に戻るにはブラウザの「戻る」で)
force-gps
GCPデータが存在しても、再構築には画像のGPS exifデータを使用します。このフラグは高精度のGPS計測がある場合に有効です。このフラグはGCPが無い場合は何も起こりません。
早見表Topへ(ジャンプ元に戻るにはブラウザの「戻る」で)
gps-accuracy
全画像のGPS精度低下率(DOP)情報の値をメートル単位で設定します。画像に高精度のGPS情報(RTK)がタグ付けされている場合、この値はそれに応じて自動的に設定されます。再構築に失敗した場合は、このオプションを使って手動で設定することができます。このオプションを下げることで、広い範囲でのボーリング効果を抑制できる場合があります。正の実数で与えます。
早見表Topへ(ジャンプ元に戻るにはブラウザの「戻る」で)
ignore-gsd
地上解像度(GSD)を無視します。GSDは、画像出力の最大解像度を制限し、必要に応じて画像をリサイズすることで、処理の高速化とメモリ使用量の削減を実現します。GSDは推定値であるため、これを無視することで画像出力の品質が若干向上する場合があります。
早見表Topへ(ジャンプ元に戻るにはブラウザの「戻る」で)
matcher-neighbors
GPS exifデータに基づいて事前マッチングされる画像の数。0にすることで事前マッチングをスキップします。整数値で与えます。
早見表Topへ(ジャンプ元に戻るにはブラウザの「戻る」で)
matcher-type
マッチングアルゴリズムを指定します。FLANN (Fast Library for Approximate Nearest Neighbors)は遅いですが安定しています。BOW (Bag of Words)は速いですが時々マッチングを見落とします。BRUTEFORCEは大変遅いですが頑健です。
早見表Topへ(ジャンプ元に戻るにはブラウザの「戻る」で)
max-concurrency
様々なプロセスで使用する最大のプロセス数です。ピーク時の必要メモリは、1スレッドあたり~1GB、画像解像度は2メガピクセルです。正の整数で与えます。
早見表Topへ(ジャンプ元に戻るにはブラウザの「戻る」で)
merge
分割データセットのマージステップで何をマージするか選択します。デフォルトでは全ての使用可能なアウトプットがマージされます。以下から選択します:all, pointcloud, orthophoto, dem。
早見表Topへ(ジャンプ元に戻るにはブラウザの「戻る」で)
mesh-octree-depth
メッシュの再構築に使用されるOctreeの深度で、増やすとより多くの頂点を得ます。1~14の整数値で、推奨値は8~12、デフォルトは11です。
早見表Topへ(ジャンプ元に戻るにはブラウザの「戻る」で)
mesh-size
出力メッシュの最大頂点数。正の整数で与えます。
早見表Topへ(ジャンプ元に戻るにはブラウザの「戻る」で)
min-num-features
画像ごとに抽出する特徴点の最小数。特徴点が多ければ、画像間でより多くの一致を見つけることができ、重なりの少ない領域や特徴点が不十分な領域を再構築できる可能性があります。また、特徴点が多いと処理速度が遅くなります。整数で与えます。
早見表Topへ(ジャンプ元に戻るにはブラウザの「戻る」で)
optimize-disk-space
ディスクスペース使用を最適化するため重い中間ファイルを削除。中間ステージからパイプラインを再スタートする場合に影響しますが、十分なディスクスペースがないマシンでのデータセット処理が可能になります。
早見表Topへ(ジャンプ元に戻るにはブラウザの「戻る」で)
orthophoto-cutline
オルソフォトをフィーチャーのエッジでカットするトリミング領域の周囲にポリゴンを生成します。このポリゴンは、複数のオルソフォトが重なったシームレスなモザイクをつなぎ合わせるのに便利です。
早見表Topへ(ジャンプ元に戻るにはブラウザの「戻る」で)
orthophoto-resolution
オルソフォトの解像度(cm/pixel)。この値は、地上サンプリング距離(GSD)の推定値で上限設定されていることに注意してください。この上限を取り除くには、–ignore-gsdもチェックしてください。 (float > 0.0)
早見表Topへ(ジャンプ元に戻るにはブラウザの「戻る」で)
pc-classify
単純モフォロジカルフルタを使って、点群出力を分類します。このオプションの動作は、–demパラメータ群を調整することで制御できます。
早見表Topへ(ジャンプ元に戻るにはブラウザの「戻る」で)
pc-filter
局所的な平均値からN標準偏差以上離れた点を削除して、点群をフィルタリングします。0に設定するとフィルタリングは無効になります。正の実数で与えます。
早見表Topへ(ジャンプ元に戻るにはブラウザの「戻る」で)
pc-geometric
幾何学的に一貫した深度マップを計算することで、点群の精度を向上させます。これにより処理時間が長くなりますが、都市部のシーンでの結果が改善されます。
早見表Topへ(ジャンプ元に戻るにはブラウザの「戻る」で)
pc-quality
点群データの品質をセット。高品質では、より良い高密度の点群データが生成されますが、より多くのメモリと時間を要求します。質を上げるごとに処理時間はおよそ4倍になります。以下から選びます:ultra, high, medium, low, lowest。
早見表Topへ(ジャンプ元に戻るにはブラウザの「戻る」で)
pc-rectify
点群上で地表面の修正を行います。これは、間違って分類されたグラウンドポイントが再分類され、ギャップが埋められることを意味します。DTMの生成に便利です。
早見表Topへ(ジャンプ元に戻るにはブラウザの「戻る」で)
pc-sample
半径Nメートルを中心とした単一の点のみを残して点群をフィルタリングします。これは、点群の出力解像度を制限したり、重複した点を削除するのに役立ちます。0に設定すると、サンプリングを無効にします。正の実数で与えます。
早見表Topへ(ジャンプ元に戻るにはブラウザの「戻る」で)
pc-tile
大きなシーンをタイルに分割することで、深度マップの融合に必要なメモリ使用量を削減します。マシンのRAM容量が少ない場合や、–pc-qualityをhighまたはultraに設定している場合は、この機能をオンにしてください。実験的なパラメータです。
早見表Topへ(ジャンプ元に戻るにはブラウザの「戻る」で)
primary-band
マルチスペクトルのデータセットを処理する時に、再構築に使用する第一のバンド名を指定することができます。細部が鮮明で焦点が合っているバンドの選択を推奨します。
早見表Topへ(ジャンプ元に戻るにはブラウザの「戻る」で)
radiometric-calibration
画像に対して実行するラジオメトリックキャリブレーションを設定します。マルチスペクトル画像や熱画像を処理する場合は、反射率/温度の値を得るためにこのオプションを設定する必要があります。(そうしないとデジタル数値を取得します)。[camera]は、黒レベル、ヴィネット、ローグラデーションのゲイン/露出補正を適用し(適切なexifタグが見つかった場合)、絶対温度値を計算します。[camera+sun]は実験的なもので、[camera]のすべての補正を適用し、さらに太陽の角度を考慮してダウンウェリングライトセンサー(DLS)を介して登録された分光放射輝度を補正します。選択肢は:none, camera, camera+sun。
早見表Topへ(ジャンプ元に戻るにはブラウザの「戻る」で)
rerun-from
そこから処理を再実行するステージを指定します。選択肢は:dataset, split, merge, opensfm, openmvs, odm_filterpoints, odm_meshing, mvs_texturing, odm_georeferencing, odm_dem, odm_orthophoto, odm_report, odm_postprocess.
早見表Topへ(ジャンプ元に戻るにはブラウザの「戻る」で)
resize-to
古いオプションです。代わりに–feature-qualityを使用してください。(特徴抽出の目的のためだけに、画像を最大辺でリサイズします。無効にするには-1を設定します。これは最終的なオルソフォトの解像度品質には影響せず、元の画像のサイズを変更することもありません。)
早見表Topへ(ジャンプ元に戻るにはブラウザの「戻る」で)
sfm-algorithm
sfmのアルゴリズムをincrementalとtriangulationから選択します。空中写真の場合、カメラのGPS座標と角度が利用可能なら、triangulationを選択するとより良い結果が得られます。
早見表Topへ(ジャンプ元に戻るにはブラウザの「戻る」で)
skip-3dmodel
フル3Dモデルの生成をスキップ。2DのオルソフォトやDEM等のみ必要な場合は時間を短縮できます。
早見表Topへ(ジャンプ元に戻るにはブラウザの「戻る」で)
skip-band-alignment
マルチスペクトルのデータセットを処理する際に、ODMは自動で画像をバンド毎に並べます。もし画像が後工程にあり既に整列している場合は、このオプションを使用してください。
早見表Topへ(ジャンプ元に戻るにはブラウザの「戻る」で)
skip-orthophoto
オルソフォトの生成をスキップします。3DモデルやDEMが欲しいだけなら時間の節約になります。
早見表Topへ(ジャンプ元に戻るにはブラウザの「戻る」で)
skip-report
レポートPDFの生成をスキップ。レポートが不要な場合は時間を短縮できます。
早見表Topへ(ジャンプ元に戻るにはブラウザの「戻る」で)
sm-cluster
スプリットーマージのワークフローを並列の複数ノードに分配するClusterODMへのURL。
早見表Topへ(ジャンプ元に戻るにはブラウザの「戻る」で)
smrf-scalar
単純モフォロジカルフィルタの標高スカラーパラメータ。正の実数。
早見表Topへ(ジャンプ元に戻るにはブラウザの「戻る」で)
smrf-slope
単純モフォロジカルフィルタの傾きパラメータ(垂直距離/水平距離)。正の実数。
早見表Topへ(ジャンプ元に戻るにはブラウザの「戻る」で)
smrf-threshold
単純モフォロジカルフィルタの標高閾値パラメータ。正の実数。
早見表Topへ(ジャンプ元に戻るにはブラウザの「戻る」で)
smrf-window
単純モフォロジカルフィルタウインドウの半径パラメータ[m]。正の実数。
早見表Topへ(ジャンプ元に戻るにはブラウザの「戻る」で)
split
サブモデルあたりの平均画像数。大きなデータセットを小さなサブモデルに分割する際、画像はクラスタにまとめられます。この値は、各クラスタが平均的に持つべき画像の数を調整します。正の整数。
早見表Topへ(ジャンプ元に戻るにはブラウザの「戻る」で)
split-overlap
サブモデル間のオーバーラップの半径。画像をクラスタにグループ化した後、この半径よりもクラスタに近い画像をクラスタに追加します。これは、隣接するサブモデルが確実に重なるように行われます。正の整数。
早見表Topへ(ジャンプ元に戻るにはブラウザの「戻る」で)
texturing-data-term
3Dメッシュをテクスチャリングする際に、各三角形について、鮮明な画像(gmi)を優先するか、最大の面積をカバーする画像(area)を優先するか選択します。
早見表Topへ(ジャンプ元に戻るにはブラウザの「戻る」で)
texturing-keep-unseen-faces
どのカメラにも写っていない面をメッシュ内に保持。
早見表Topへ(ジャンプ元に戻るにはブラウザの「戻る」で)
texturing-outlier-removal-type
フォトメトリック外れ値の除去方法の種類。none, gauss_clamping, gauss_dampingから選択。
早見表Topへ(ジャンプ元に戻るにはブラウザの「戻る」で)
texturing-skip-global-seam-leveling
全画像の色の正規化をスキップ。放射測定データを処理する場合に効果的です。
早見表Topへ(ジャンプ元に戻るにはブラウザの「戻る」で)
texturing-skip-local-seam-leveling
継ぎ目付近の色のブレンドをスキップします。
早見表Topへ(ジャンプ元に戻るにはブラウザの「戻る」で)
texturing-tone-mapping
ガンマトーンマッピングをオンにするか、トーンマッピングを行わない場合はnoneを選択します。
早見表Topへ(ジャンプ元に戻るにはブラウザの「戻る」で)
tiles
LeafletやOpenLayersなどのビューアに適したオルソフォトやDEMの静的タイルを生成します。
早見表Topへ(ジャンプ元に戻るにはブラウザの「戻る」で)
use-3dmesh
オルソフォトの計算に2.5Dメッシュの代わりにフル3Dメッシュを使用する。このオプションは速度が少し向上し、平面的な場所では同様の結果を得られます。
早見表Topへ(ジャンプ元に戻るにはブラウザの「戻る」で)
use-exif
GCPファイルの代わりにexif情報をジオリファレンスに使用したい場合はこのタグを使用。
早見表Topへ(ジャンプ元に戻るにはブラウザの「戻る」で)
use-fixed-camera-params
バンドル調整時のカメラパラメータ最適化をオフにする。この機能は、ドーミングやボーリングが発生した場合や、ローリングシャッターカメラで撮影した画像を改善するのに有効な場合があります。
早見表Topへ(ジャンプ元に戻るにはブラウザの「戻る」で)
use-hybrid-bundle-adjustment
再構築に追加されたすべての画像にローカルバンドルアジャストメントを、100画素毎にグローバルアジャスト面とを実行する。巨大なデータセットで再構築の速度を上げます。
早見表Topへ(ジャンプ元に戻るにはブラウザの「戻る」で)
verbose
コンソールに追加のメッセージを印字する。
早見表Topへ(ジャンプ元に戻るにはブラウザの「戻る」で)
コメント