WSL 2(Windows Subsystem for Linux 2)は、Windows 10以降でLinuxを動作させる仕組みです。skラボ.netで扱う便利なツール(Dockerなど)を動かすために必要な場合がありますので、インストール方法をまとめました。

本稿ではLinuxディストリビューションはインストールせず、Dockerを動作させるために必要な最低限の設定を行います。Linuxもインストールしたい場合は公式サイトの「WSLを使用してWindowsにLinuxをインストールする」に従ってください。初めてWSLをインストールするならコマンド一発でインストールできるようですがSKラボでは未検証です。
WSL 2インストール状況の確認とインストール
WSL 2はMicrosoft StoreからUbuntuなどをインストールしたことがあれば、既に有効になっていることもあります。Windows 10以降の検索窓で「Windowsの機能の有効化または無効化」を検索し、起動します。下図左のように、下の方に「仮想マシンプラットフォーム」があり、チェックが入っていればインストールされています。
チェックが入っていなければ、チェックを入れてOKしましょう。下図右のようにインストールされます。終了したらいったん再起動しましょう。

WSL 2 の更新
MicrosoftのWSLインストールサイトから、x64マシン用WSL2 Linuxカーネル更新プログラムパッケージを入手します。

インストールサイトを開くとタイトルが「以前のバージョンのWSLの・・・」となっていて情報が古いのかと驚く方もいらっしゃるようですが、気にしなくて大丈夫です。2023年1月 に検証しました。なお、2022年11月に新しいストア版WSLが公開されたとの情報がありますが、現時点のDockerからはWSL2とは認識されないようです。
ダウンロードされたパッケージをダブルクリックすると、既に更新されていれば「A later version of the Windows Subsystem for Linux Update is already installed. Setup will now exit.」というダイアログが表示されますので、終了しましょう。
更新されていなければ、下図右のようにインストールされます。

以上です。大変簡単ですが、WSL2をインストールしないままDockerをインストールすると、インストール中に再起動するハメになったりして案外メンドウになります。あらかじめ確認しておくのが良いですね。 Have fun!
コメント
こちらのページのおかげで、WebODMを活用できております。
大変感謝しております。
あらためて別のマシンに一からインストールをしているのですが、マイクロソフトのMicrosoftのWSLインストールサイトが、「以前のバージョンの WSL の手動インストール手順」と表示されたため(11月に更新されたようです)、↓こちらの方でインストールしてみました。
https://learn.microsoft.com/ja-jp/windows/wsl/install
問題はないのですが、多少画面表示が違って見えます。もしよろしければページの更新をしていただいてはと思います。
きむかず様、コメントありがとうございます。skラボでも一旦WSLをアンインストールし、お知らせいただいたURLに従って作業してみましたが、URLに記載されているようにコマンド一発ではできませんでした。当方で今回確認した環境はWindows 10 Home、22H2 ビルド19045.2364で上記URLの「前提条件」に合致していますが、これまでのWSLインストールの履歴によっても動作が異なるようです。少し時間をいただいて、できるだけ簡単な方法を検討してみますね。